1955年にキャバレーやホテル、サウナなどの複合施設として建設された味園ユニバース。
インパクトのあるネオンやその煌びやかさな世界観はミナミのシンボルの一つであった。
時代が回り、空き店舗がほとんどになった時代を経て、ライブハウスとして使われたり、バー・喫茶店がひしめくサブカルの場として生まれ変わった。
ヴィレヴァンなどで人気のグッズや映画化されているのがその歴史や重要さがわかる。
その味園ビルが5月に解体される。
それを控えた今回のライブはおそらく味園での最後のカネコアヤノの公演になるだろう。
・新たに加わったパーカッション
メンバーは変われど基本的には4人だったバンド編成。
今回は新たにパーカッションが加わったライブを観た。
コンガやシェイカーはもちろんシンバルやトライアングル、鍋蓋のようなものを駆使し音の厚みを出していた。
パフォーマンスっぷりは加わってまだ月日が経っていないことを感じさせないものだった。
一度だけリズムが崩れた瞬間があった。カネコアヤノが目を合わせ頷いた時にバンドとしての結束を感じられた。
・味園といえば、の。(ネタバレあり)
味園ユニバースでライブを観たことがある人にはお馴染みだが、ステージ上に赤青黄緑の蛍光灯がある。
ライブではしばらく使われることなく、武道館公演を思い出した筆者。
「これは最後にもしかして、、」と考えていた。
ここからネタバレになります。
終盤「腕の中でしか〜」の終盤一気に蛍光灯が点灯。
おおおおお!と歓声が上がる。
そして数曲後の「アーケード」で再び点灯。

比較的落ち着いたセットリストだっただけに1番の盛り上がりを見せた。
・攻めのセットリスト
今回のセトリは比較的攻めたものだと感じた。
去年のZeppでは「ロマンス宣言」「恋しい日々」や、レアな「とがる」を演りフロアは沸いた。
しかし今回はベストアルバムと称される「燦々」からはわずか一曲。
「よすが」や「タオルケット〜」の静かめな曲を中心に初見ファンには盛り上がりにくい構成だった。
その分前述したパーカッションやそのバンド演奏グルーブは感じられたが。
それでも終盤三曲で一気に持っていったのはすごい。
・新曲
今回の公演では一曲目に新曲を持ってきた。
そのパンクさというか自信はやはりカネコアヤノの魅力の一つだ。
中盤にもギターのリフが光るアップテンポの新曲を披露。
二曲ともかなり良かったのでリリースが楽しみである。
曲調の相反さからまたシングルなのか?と考えるのも楽しい。
・最後に
パーカッションが加わった新たなkanekoayano。
次の単独公演は野音となっている。
春の野外でどんなライブを披露するのか。
変化し続けるバンドに今後の注目である。