1曲目は「フクロウの声が聞こえる」。

間奏でオザケン本人からホイッスルの説明、そして「この曲は熱くなるんで立った方がいいかも」と一声。

誰のライブにしても大きなホールは2階以上の席は座りがちなイメージ(筆者の意見)だったが、自分のような立って踊りたい人間にはありがたすぎる一声だった。

もちろん2階席も総立ち(行った人ならわかるワード)

1曲目から「歌って」と促され、徐々に会場の熱と歌声は大きくなっていった。

ライブを通して「ホイッスル」と掛け声があると観客は一斉に笛を鳴らす。斬新すぎるアイデアの今ライブは一体感をとても感じる経験だった。

2曲目は「天使たちのシーン」。

1stアルバム犬キャラからの選曲は涙を流したファンも多かったのではないか。

ここでも観客は歌い、そして歌えるファンの多さに筆者は驚いた。

天使たちのシーンが終わり、近年のライブでは定番となっている朗読を挟む。

そのまま3曲目「ラブリー」へ。

ここで会場の熱は1回目のピークを迎えたと感じた。

筆者も含め観客は大合唱。2年前には聴けなかった念願のラブリーは心を震わすものがあった。

個人的な意見だが今回のツアーは、

ギター、ドラム、鍵盤、パーカッション、ベース、クラシックパーカッションのミニマムなスタイルだったので、ラブリーなどは金管楽器がない分、フランクなバージョンに感じた。

そのまま4曲目「さよならなんて云えないよ」へ。

これも観客は大合唱。

連続で往年の人気曲が披露され会場の熱気は上がる一方。

オザケンがこのライブで何度も口にした「総座り」というワードは観客全員一度座ってもらうことを意味する。

2時間半もぶっ通しで立って踊って歌って笛吹いて、は確かにハードなので嬉しかった観客も多いのではないか。

「さよならなんて云えないよ」の後は総座りで再びエピローグ。

「人は大事な場面でしか嘘をつかない」と言う言葉が印象的だった。

5曲目は「運命、というかUFOに」

終盤のラップパートでスチャダラパーのBOSEがちらっと登場。客席は熱狂。

6曲目に新曲である「台所は毎日の巡礼」。

全員が総座りで缶BOXに入っていた歌詞カードをみながら聴いている様は、2階から見ているととても不思議な光景だった。これもオザケンのライブの醍醐味の一つな気がする。

7曲目は「いちごが染まる」

「so kakkoii 宇宙」から2曲目の選曲で新旧散りばめてのセットリストだと痛感。

「オザケンの物販は列が長くて地獄」と歌い、笑いが起きる。

8曲目はEP「東大900番講堂講義」にも収録されている「River Suite 川の組曲」(アルペジオ〜いちょう並木のセレナーデ)

合唱が起きた、いちょう並木セレナーデでは涙する観客も見受けられた。

オザケン自身も終わった後「やばいいちょう並木泣きそう」と言い、それも涙を誘いましたよね。

コロナで歌えなかった前ツアーでは体験できなかった合唱に筆者もグッときた。

9曲目ではスチャダラパーの3人が登場し、「彼方からの手紙」を披露。

ここでオザケンのライブでもあり、スチャダラパーの楽曲も生で聴ける贅沢を感じる。

10曲目は「魔法がかかる夜、大阪にいる」

ライブ前から大阪に関する曲をすると言っており楽しみにしていたこの曲。想像よりも激しめな曲調で、リリースが楽しみだ。

大阪生まれ大阪育ちの筆者がこの曲を大阪で聴けたことは大きな思い出になった。

そして総座り、エピローグを挟み

11曲目「NOIZE」へ。

この曲では好きな時にホイッスルを吹いていいと言われ、それぞれピーーと鳴らすというシステム。

オザケンver、そしてライブverのNOIZE個人的にとても良かったです。

そのまま繋ぎで12曲目「ある光へ」

この曲は特に合唱の声が大きかったように感じた。

中盤の語るパート、そして激しいアウトロは個人的にこのライブで最も盛り上がったシーンの一つだ。

言葉を選ばず言うと、まじでアツかった。

ある光が終わると改めてスチャダラパー登場、メンバー紹介。

オザケン「彼(BOSE)とは30年来の付き合いで、彼がいなかったら僕はいない」発言はジーンシーン。(筆者造語)

13曲目新曲の「輝夜神楽」。

曲中「ホイッスル」のワードがあったが、リリースされるものも入ってるのか否か。

そして「ぶぎばくべいびー」へ。

最も新しいシングル、30年ぶりのスチャダラパーとの楽曲ということもあり会場のボルテージは最高に。

そのまま繋ぎで「強い気持ち強い愛」

盛り上がりは今日1番だったんじゃないかと思う。

皆両手をあげ歌い、ジャンプしていた。

最高だった。個人的ベストアクトはこの曲。

16曲目は「ライツカメラアクション」

お決まりの「アクショーン」はタイミングも完璧で観客の熱度を感じる。

そして流れるように「今夜はブギーバッグ」へ。

小沢健二とスチャダラパーが今夜はブギーバッグを演った。今日の値打ちはそれだけで十分なくらいだった。smooth rapバージョンの終盤にある、「まとめろ」まで完璧な合唱で、ここでもファンの熱量を感じる。

その後総座りで「台所は毎日の巡礼」を観客と合唱。未だかつて観客が座り、歌詞をみながらリリースされていない楽曲を歌うライブがあっただろうか。オザケンのライブは面白いシーンが多い。

ここで一度演者たちがステージを後に。

投稿者 THOM MARTIM

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